乳歯の重要性

乳歯はそのうち抜けるから治療しなくても大丈夫と言われることもあると思います。しかし、乳歯の虫歯を放置しておくと、永久歯の歯並びが悪くなったり、永久歯が虫歯になってしまうこともあるのです。その他にも、顎の骨の成長や知能の発達、正常な噛み合わせにも影響を与えます。

生えたての歯はとてもデリケートです

永久歯の生えたての時期は、歯の表面が粗造で汚れが付きやすく、虫歯になりやすい時期です。さらに歯の石灰化も不十分なため、一旦虫歯になると進行が非常に早いです。また、乳歯に虫歯があると永久歯も虫歯になるリスクが高まります。
お子様の歯に異常を感じたら、お早めにご相談ください。

虫歯になりにくい歯へ

お子さまの歯の健康のために意識すべき点

1. お食事・おやつの時間を決めて、それ以外の時間に糖分をとらない。
2. 甘くて長時間口の中に残るおやつを控える（飴、ガムなど）。キシリトールが入ったお菓子であればなお良い
3. 最低でも１日２回歯磨きの習慣をつける。特に寝る前は念入りに！

感染の窓

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、虫歯菌はいないと言われています。では、なぜ虫歯になるのでしょうか？
虫歯は感染症です。つまり、お口のスキンシップなどを通じて周囲の大人からお子さんのお口に虫歯菌が移り、虫歯に感染してしまうのです。
虫歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月～2歳7ヵ月の間です。
この1歳7ヵ月～2歳7ヵ月の間に、お子様と同じ箸やスプーンを共有しない、噛み与えをしない等のお口のスキンシップを控える事で、成長した時の虫歯の本数を少なくすることができます。