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こんにちは、副院長の小貫です。
今年もすでに連日の異常な暑さで、毎日辛いですね💦
今日は「交叉咬合」について説明していこうと思います。
「交叉咬合」という言葉は専門用語なので皆さん聞き慣れないかと思いますが、簡単に言うと上と下の歯の前後が逆になっている状態です。
本来、上の歯が下の歯の前方にあるのが通常なのですが、なんらかの原因で下の歯の方が前方にきてしまってることがあります。この状態の嚙み合わせは歯列不正の方にはよく見られます。子供の時から交叉咬合が見られると今後の顎の発育・嚙み合わせにも影響してくるので早期に対応することが重要になります。では、一体なぜこの状態になってしまうのでしょうか?
大体の原因は顎のサイズが小さく、歯の生えるスペースが不足しているために起こります。子供の場合だと、治療により顎の大きさを拡大して正しい噛み合わせにすることも可能です。(ただし、ワイヤー矯正も必要になることもあります。)
しかし、大人の場合だと顎の発育が終了してしまっているので、便宜抜歯してスペースを作る必要がでてくる可能性があります。
以上のような理由から、万が一子供で交叉咬合があり治療を検討されている方は、なるべく早期に相談されることをお勧めします。成人の方でも十分に治療することは可能なので心配な方は一度ご相談ください。