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こんにちは。副院長の小貫です。
気づけばもう12月・・・、2025年も終わりに近づいてますね!!皆さん、年末に向けてなにかと忙しい日々を送られていることだと思いますが、体調は崩さないように気を付けてくださいね!

今回は矯正治療が終了した後に使用する保定装置について説明していきます。
保定装置は整った歯並びが元に戻らない(後戻り)ようにするために使用する装置です。
力がかからなくなった歯は必ずまた、がたつきのあった元の位置や一番噛み合わせが安定する位置に移動していきます。
噛み合わせが安定する位置に移動するのは望ましい動きなのですが、元のがたつきに戻ろうとするのは最小限に抑えたいです。そこで取り外し式の保定装置を必ず矯正終了した患者さんには製作します。
形は写真のようなピンクのプラスチックでできた装置やマウスピース型などがあり、元の歯並びを考慮して作製しますが、基本的に当院ではプラスチックの装置を使用することが多いです。なぜなら、下記のような装置だとある程度の動きが許容されるので、噛み合わせは安定した位置に動いてくれるからです。

使用法は矯正装置が外れた後1年間は食事以外の時間(1日20時間以上目安)装着してもらいます。1年経過後は就寝時のみと時間を減らしていき出来るだけ長い期間使用し続けることが望ましいです。2-3年もすれば歯の動きも落ち着いてきますが、まじめな方は5年10年と使用し続けている方もおります。
保定装置を使用していても歯というものは必ず動くものなので治療終了後と全く同じ状態に保つのは不可能です。ですから、審美的に気にならない程度に保てて、長期的に噛み合わせ安定させることが矯正治療の一番の目標なのではないかと個人的に思っています。
保定装置はそういう意味でもしっかり役に立ちますので、現在使用中の方はさぼらないように頑張って下さい✨