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みなさんこんにちは。
早いもので今年も年の瀬になりました。
来年はもっといい年になるといいですね!
さて、今日は歯の根の治療について説明したいと思います。
が、正直この治療は説明が非常に難しいです。皆様の中でもご理解いただけている方は少数なのではないでしょうか。
できるだけ頑張って重要点を説明してみますね。
歯の根の治療は神経を抜かなければいけなくなった歯、もしくは既に神経を抜いてある歯の中が膿んできた時に行います。
この治療が不十分だと根の先に膿みができてしまう確率が高くなります。(十分な治療がしてあっても膿んできてしまうこともあります)
根の先の膿みは最悪治らなければ抜歯につながるので、とても重要な治療ですが、同時に難易度もとても高い治療です。
ただ、日本においてはこの根の治療は軽んじられている部分があります。(保険点数も異常に低い。。。)不十分な治療でも痛みに直結することが少ないことも要因かもしれません。海外では、重要視されていることが多く、治療費も高いです。うまくいかなければ抜歯に繋がってしまいますからね。
治療の内容は、まず歯の表面から穴を開けていって、神経の入っている空洞まで穴を貫通させます。歯の内面には根っこの先から神経が入り込んでいて、その神経が入っている部分は空洞になっているんです。
空洞部まで到達したら、神経を取る場合はそこにある神経をとっていきます。既に神経がない歯の場合は多くの場合ガッタパーチャという薬で埋められているので、それを取っていきます。この処置をする際に、根っこの一番先がどこなのかわかる器具を用いて、根っこの一番先までキレイにしていきます。
さらに、それだけでは空洞の壁の部分に微細な神経が残っていたり、感染物が残っていたりするので、壁を少し削って空洞を拡大し、さらに清潔にしていきます。
そこまで完了して、空洞の中が清潔になり、特に症状もなければ、その空洞にガッタパーチャという薬(特に薬効があるわけではない)を詰めて穴を塞ぎます。基本的にこれで根っこに治療は完了です。
その後、コアと呼ばれる被せ物の土台になるものを中に入れ、最後に上から被せ物をする必要があります。
どうでしょう・・・理解できましたでしょうか?説明が拙くて申し訳ないです。正直よくわからないかもしれませんが、神経の無い歯が持つか持たないかを左右する重要な治療なんです。また、根っこの中は基本見えないですし、部位によっては非常に手が届きにくかったりするので難しい治療になります。
当院では根っこの中を直接見るために、マイクロスコープを用いたり、CTを撮って根っこの形や膿みの位置や大きさを確認しながら治療を行うこともあります。ただ、現段階では、保険外の根っこの治療はしておりません。
当院での根っこの治療をご希望であれば、ご連絡くださいね。