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歯の豆知識:第21回『インプラントの注意点』

みなさんこんにちは。

暑い日が続きますね。。。本当に危険な暑さだと思います。

皆様熱中症には注意して、無理をしないようにしてくださいね。

 

さて、今日はインプラント治療をする際に注意する事についてお話しようかと思います。

 

まず、インプラント治療は骨にインプラント本体を埋め込むことから始まります。

なので、骨の状態によってはインプラント治療が難しい場合があります。歯を失ってから時間が経って骨が痩せていたり、歯の周りの膿みを放置して骨が溶けてしまっているケースなどです。

また、上の奥歯の骨は人によっては元々非常に少ない場合があります。上の奥歯の先には上顎洞という鼻の穴とつながっている空洞が空いていて、その上顎洞が張り出している方は、元々上の奥歯の骨が少ないのです。

こういった骨の量が足りない場合はインプラントを埋めるのが難しく、人工の骨を足すような場合もありますが、難易度も高いので、お断りするような場合もありえます。

 

また、インプラント治療は基本的に時間のかかる治療です。

手技にもよりますし、例外もあるのですが、基本的に最初のオペをしたあと、人工の歯が入るまでに2~4ケ月程度はかかります。

 

あと、インプラントの歯を自然な形にするのが難しい場合があります

インプラントは天然の歯の根っこの代わりをしてもらうわけですが、天然の歯の根は複雑な形をしており、インプラントとは形が異なります。そのため根っこからの立ち上がりの形を天然の歯のようにするのが難しい場合があって、物がつまりやすかったり、見た目に違和感を生じてしまうようなこともあります。

他にも様々な注意点がありますが、以前コチラ歯の豆知識:第5回『インプラントって…何?』

でもインプラントについて説明しておりますので、御興味があれば見てみてください。

 

インプラント治療というと身構えてしまう方が多いですが、もう50年以上前から行われている治療ですし、過度に怖がらずに治療の選択肢に入れてもらえれば幸いです。御来院いただいた時に質問してくださればまた説明致しますので、よろしくお願いいたします。